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1973年のピンボール他

・主人公がガールフレンドの家に行くために上った「山茶花(サザンカ)の咲く坂道」は、おそらくココです。

・村上春樹さんは2系統の市バスに乗って神戸高校に通っていたみたいです。2系統の市バスは新神戸を経て三宮に至ります。彼女の家へ向う坂道で山茶花といえばココしかありません。

・小指のない双子の女の子の家は、神戸の埠頭から歩いて30分でしかも坂を登っています。つまり北野あたりということになります。海が見えるとなると異人館通より上でしょうね。

(新幹線新神戸駅南西)
No.257 ■コカ [地図] 2005/04/20
1973年のピンボール他

・主人公は近くの川沿いに車を停めています。北野の近くで川と言えば東の「鯉川」と西の「生田川」です。

・「鯉川」は途中から暗渠になっていますが、映画のロケ地になった『北野サーカス』のマンションからだと暗渠になる前の「鯉川」にとても近いです。『北野サーカス』の駐車場も、川のそばの神戸外国倶楽部内にありました。

・「生田川」は北野から少し距離がありますが、新神戸オリエンタルアベニューの北側に支流があります。支流だと車を停めて歩いてもおかしくない距離です。

・村上春樹さんが神戸高校に通った頃は、新神戸オリエンタルアベニューではなく神戸中央市民病院がありました。

・昔は駐車場にゲートとかなかったし、「見舞い客の車かもしれない」というものあって、病院付近というのは路駐しやすかったのではないでしょうか。

・彼女の家の窓から聞こえるという『線路のきしむ音』の『線路』とは、生田川の支流だと近くにある新幹線ということになるかもしれません。もっとも、昔は街ももっと静かで、線路はもっとうるさくて、朝ならば東海道本線の音が聞こえたのかもしれません。

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・難病の女の子が入院している病院が元「神戸中央市民病院」で、川が生田川の支流だとすると、双子の女の子と難病の女の子の暮らしていた場所はとても近いことになります。

・新神戸アベニューの坂の上には北野浄水場があります。映画では、1人目の女の子と浄水場で抱き合ったと言っています。

・何か北野浄水場近辺に収斂しているように思えます。

・「辺境・近境」にもこの新神戸オリエンタルホテルが出てきます。村上春樹さんはカフェ・ラウンジでコーヒーを飲まれてます。

(新幹線新神戸駅付近)
No.1127 ■コカ [地図] 2005/04/15

羊をめぐる冒険

・「羊をめぐる冒険」で主人公が鼠の彼女と会うホテルは、8Fの窓から阪神高速3号神戸線が見えます。

・広いラウンジの真ん中にマリン・ブルーに塗られたグランド・ピアノがあるそうです。

・震災前にあったオリエンタルホテルがモデルではないかと僕は考えています。

・ただ、僕も大学生の時に1度しか行ったことがないので、ピアノが青かったかどうかまで覚えていません。

・村上春樹さんは新神戸「オリエンタルホテル」のラウンジでコーヒーを飲み、六甲「オリエンタルホテル」で結婚披露パーティをしています。

・六甲山には「六甲山ホテル」と「六甲オリエンタルホテル」があります。当時、神戸や阪神間に暮らしていた中産階級の子供は、どちらかに泊まったり、食事をしたりしたことがあるのではないでしょうか。村上春樹さんも家の赤いカローラに乗せられて行ったと思います。

・利用者は「六甲山ホテル派」「六甲オリエンタルホテル派」に分かれていたようです。村上春樹さんは「オリエンタルホテル派」だったのではないかという気がします。

(神戸市立博物館付近)
No.1093 ■コカ [地図] 2004/11/19
羊をめぐる冒険

・羊男がいそうな感じです。

・神戸高校と阪急春日野道駅の間にあります。

・「パーマいずみ」「神戸パストゥールバイオ専門学校」「スナックはつみ」「神戸YWCA分室(旧渡辺小児科)」の近くにあります。

・「羊男」と「ヒツジヤ」の関係はおそらく無関係です(笑)。

(神戸高校南西、阪急春日野道北)
No.23 ■コカ [地図] 2004/11/19

羊をめぐる冒険

・神戸や阪神間で羊といえば、真っ先に六甲山牧場を思い浮かべると思います。

・毛を刈るところも見せてもらえます。刈り取られた毛を見ると「これをかぶればすぐ羊男になるなぁ」と思ってしまいます。

・近くでジンギスカン料理も食べられます。

(六甲山牧場)
No.1095 ■コカ [地図] 2004/11/18
羊をめぐる冒険

・かつて三ノ宮駅から見えた日本毛織のネオンです。

・「羊をめぐる冒険」の表紙はビル(いるかホテル)に巨大な羊の影です。「ビルに巨大な羊」というと、この羊を連想してしまいます。

・春樹さんは高校時代、阪急芦屋川から阪急六甲に行き、そこから神戸市バスで神戸高校に通っていたそうです。三宮に遊びに行った帰りは阪急電車で帰ったことでしょう。阪急電車からだと、この羊はよく見えたでしょう。

・春樹さんが通っていたJAZZ喫茶「バンビ」とレコード店「マスダ名曲堂」の間に看板はありました。

・日本毛織はビリヤードクロスのラシャも作っています。

・写真は神戸新聞に載っていたものです。

(JR三ノ宮北側)
No.1094 ■コカ [地図] 2004/11/18

羊をめぐる冒険

・初代ジェイズ・バーは1954年から1963年まで米軍空軍基地のそばにあったそうです。

・客の大半が空軍の将校クラスだったそうです。つまり、かなり大きな空軍基地ということになります。

・それだけでは、場所を特定できませんが、ベトナム戦争の時期なので沖縄本島の嘉手納基地そばの空港通り(ゲート通り)かなぁと推測しました。

・また昔から沖縄-神戸間は船が就航しており、沖縄から神戸に多くの人が移住しています。

・写真は空港通りの顔的なお店です。

(沖縄本島/空港通り)
No.1083 ■コカ [地図] 2004/11/17
羊をめぐる冒険

・2代目ジェイズ・バーは国道拡張に伴い、店を移転したことになっています。

・ということは、モデルがあったとしても、ビルはなくなってしまったのでしょうね。

・また、阪神大震災でこのあたりの古いビルは殆ど壊れてしまいました。

・2代目ジェイズ・バーは「国道2号線沿い」にあり、ビルは古ぼけており、「シャッターを開けて階段を下りたところに店の入り口」があり、「三代目ジェイズ・バーから500m離れたところ」にあったと記述されています。

・ココは、3代目ジェイズ・バーのモデルとなったと言われている「芦屋サウザンドビル」から約500m東にある国道沿いのビルです。

・シャッターがあって階段がありますが、地下ではなく半地下です。それに古ぼけたビルではなく綺麗なビルなので2代目ジェイズ・バーではありません。ちょっとだけ似ていたので載せてみました。

・いずれにせよ宮塚町か茶屋之町あたりだと思います。

(国道2号線沿い/STUDIO SONIQUETE)
No.1079 ■コカ [地図] 2004/11/16

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