場所:繭の家2F
素材:真綿(繭約1,000個分)、LED、発泡スチロールほか
ジオラマ制作:岡村典明
作品Aの「大箱」とよく似た「小箱」が、2Fの木の床にぽつんと置いてあります。
鑑賞者は床に跪いて、蓋を開けて中を覗くことができます。
小箱の中にひろがっているのは、1/500の蓬平集落のジオラマです。
一面、雪に見立てた真綿に覆われ、集落の家々の位置には、繭の明かりがともっています。
2005年、この家におられたおばあさんが病院で亡くなられたそうです。
この作品は、天から、懐かしい「繭の里」の明かりを覗き込んでいるような視点にたっています。