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2011年01月02日

神戸ビエンナーレ2007 掃き清められた余白から

・神戸ビエンナーレ2007に出品した作品の動画です。

2008年01月30日

神戸ビエンナーレ2007 掃き清められた余白から


神戸新聞コラム「正平調」2007年11月8日より
 悲しくて、切なくもある。そんな感情を抱きしめながら、その場にそっと身を置きたい。まるで祈りを捧(ささ)げるような気持ちにもなった◆神戸で開催中の芸術祭「神戸ビエンナーレ」で、立体展示「掃き清められた余白から」を見た率直な印象である。宝塚市に住むアーティスト古巻和芳さんが、篠山市の陶芸家あさうみまゆみさん、神戸を拠点とする芸術集団「夜間工房」の協力で制作した作品である◆貨物輸送用コンテナの中に、四畳半の和室をしつらえた。化粧箪笥(だんす)が置かれ、ついさっきまで誰かがいたような気配が漂う。和室奥の暗い土間をのぞくと、家屋の残(ざん)骸(がい)を積み上げた純白のがれきが、照明に浮かび上がっている。その瞬間、その部屋が「震災」を表現していることに気付かされた◆ナチスによるスペイン爆撃への怒りに突き動かされ、ピカソは大作の「ゲルニカ」を描いた。激しい衝撃を受けると、人は何かを表現したくなる。自ら体験した震災をテーマに選んだ古巻さんも、同じような思いだろう◆あの大災害を狭いコンテナの中で表現する。無謀な挑戦にも思えるが、古巻さんたちは生活の場である古びた和室と、まるで塩の結晶のように白く美しいがれきの山とを対比させ、平和な日常を奪い去った大自然の暴力と喪失感を際立たせた◆時が過ぎ、震災の傷跡が薄れていっても、刻み込まれた記憶を「掃き清める」ことなど、できっこない。作者のそんな思いもひしひしと伝わる。十三年目の被災地が生み出した作品を前に、しばらく足が止まった。

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2008年01月27日

神戸×ニューヨーク - 1.17と9.11を超えて

(2008 古巻和芳さん SONO氏 レイアウト:BONさん 「神戸×ニューヨーク - 1.17と9.11を超えて」 A4)

・「turnstyle」に載っています。

2007年01月13日

掃き清められた余白から

(2007/10/06-11/25 古巻和芳 + あさうみまゆみ + 夜間工房 「掃き清められた余白から」)

神戸ビエンナーレ2007 アートインコンテナコンペティション実行委員会特別賞を受賞しました!

・この賞のすごいところは、初めからあった賞ではないことです。会期中、多くの鑑賞者に感銘を与えた作品ということで特別に賞がもうけられ贈られることが決まりました。

・夜間工房のスタッフは、らぶさん、シバさん、Lee氏、o-noli氏、コカ、メンソール教授、たけちゃん、Gunちゃん、アズキさん、ヒゲ君です。

・四畳半空間の設計施工はたけちゃんがしました。

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