桑畑もだんだんとそれらしく
2009年07月27日 桑の栽培
古巻です。この4月に整備された繭の家の横の桑畑の様子も見てきました。
当初、桑の苗は、搬送された時の保存状態の善し悪しが原因で芽吹きが遅いものもあり、定着するかどうか心配だったのですが、この日確認した限りでは、ほぼ全部芽吹いていました。
まだまだ小さな桑の木ですが、かつてここにあった養蚕風景を想像できるところまで来たと思います。
来場者にも桑畑に気づいてもらいたいので、看板を設置してみました。
しかし、養蚕風景を再現した、なんて言っても、それだけでは不十分です。
ここまで整備したからには、毎年、蚕を育てなければいけません。
蚕を育てるには、繭を売っていかないといけません。
でも、昔のように安価な繭を大量生産するのは難しいです。
なので、アートプロジェクトらしく、アートグッズを生産し、売っていこうとしているわけです。
土地の過去を物語るアート作品と、現代に生きる養蚕とが両輪となって、地域を元気にして、都市と農村の交流の拠点とすることが、この養蚕プロジェクトの目標です。
集落の方は、桑畑の進入路もしっかりコンクリ舗装して下さいました。
もちろん、将来大きくなった桑の木から、軽トラックで伐採した葉っぱを運び出すためです。