緑萌ゆる妻有1 土壁のその後
2006年05月29日 古民家再生, 空に放つ, 里山のくらし, 里山の植物
5月27日、28日と妻有を訪れました。
その様子を2回に分けて報告します。
蓬平の里は、まだほんの少し雪も残っていましたが、連休中より、はっきりと緑が濃くなっているのが分かりました。
作品現場の古民家の前庭にも桑の木がありました。
最近まで雪が残っていたせいで、まだまだ葉が小さいです。
でも、養蚕をしていただける方に伺うと、6月上旬に蚕が届いても大丈夫だろうとのことでした。
さて、前回塗った土壁ですが、剥落もせず、きれいに乾いていました。
但し、もともとあった土壁との色の違いは明白でした。
(もともとあった土壁は、すすけて真っ黒なのです)
というわけで、少々もったいないのですが、新しい土壁を黒っぽく塗ることにしました。
今回、お手伝い頂いたのは、こへび隊のSさんとNさんでした。
普段は、それぞれ経済学と美術を学んでいるというお二人ですが、この両日は、きつくてきたない現場仕事をてきぱきとこなしていただきました。
ありがとうございました。
塗りおえた壁面。(翌日になって、乾いたところ)
思いの外、土壁の吸い込みが激しく、途中で塗料(柿渋、墨等)が底をついてしまい、ちょっと中途半端なまま作業を終えました。
濃淡にムラがあるので、もう一度仕上げ塗りが必要かも知れません。
ただし、室内の蛍光灯を消して、本番と同じように窓の光だけにすると、壁の色ムラは全く肉眼では見えません。
お昼ご飯は、近くの絶景ポイントで。
雪囲い塀用の板は、ちょうどよいベンチ代わりになります。
ここの棚田も大変きれいでした。
田は、水が張られ、小さな苗が植えられていました。
斜面の至る所で、緑が芽吹いていました。
天高く昇ろうとする、ぜんまい。