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蚕、ジオラマ、糸引きワークショップ 1

2006年06月13日 カイコの飼育, 蓬平の人々, 雲の切れ間から

ようやく蓬平の桑の葉も大きくなり、赤い桑の実も美しくなってきました。
6月4日に集落に蚕が届けられました。
いよいよ養蚕プロジェクトの本番が始まります。

蚕は、集落の方が中心となって、集会所内の作業所で飼っています。
蚕の数量は卵の「グラム」で表します。
今回は、5グラムで、これは約1万匹くらいらしいです。
はっきりいって、ものすごい数で、これからが大変な作業になりそうです。
このような作業を引き受けてくださった集落の方には、頭が下がります。
集会所には、集落の子どもたちも出入りして、この様子を珍しそうに見ています。

近くで見ると、こんな感じです。
この日は、「眠」にはいっており、桑の葉を食べる音の録音はできませんでしたが、首をもちあげてじっとしている様子は、けっこうかわいいです。
駄目な人は駄目でしょうが・・・
蚕が繭を貼るのは、6月末の予定ですが、気温が低めなのでこれより遅れる可能性があります。

今回は、作品の中心をなすジオラマの搬入を行いました。
O-noli氏のアトリエから発送された作品は、無事到着していましたが、梱包を外す作業だけで3時間かかってしまいました。
でも、完璧な梱包のおかげで、作品は完全な状態でした。
O-noli氏の本業の仕事ぶりも、きっとこのようにきちんとしているのだろうと想像されます。

古民家の1階に展示したところ。
本当は、奥の部屋に設置するのですが、この日は集落の方を対象に公開するので、窓のある部屋に置くことにしました。

上記とは反対の方向から。
この向きから光を当てると、蓬平が谷間にあるという地形の特徴がよく分かります。

事前にアナウンスしていたお陰で、集落の方も作品現場に足を運んで下さいました。
自分の住んでいる村の地形を鳥の目で確認できるのは、なかなか面白いとのことでした。

こどもたちもやってきて、床そうじを手伝ってくれました。
なぜか、ぞうきんの取り合いになって、我先に床を拭いてくれました。
とても展示場が賑やかでした。

コメント

今まで蛍光灯の下でしか見てないので、自然光による写真を見て、おぉっ!と思ってしまいました。

陰によって線が強調されて、切り口の荒さが気になりません。

そうですね。自然光の方が、よりドラマチックですね。今、書きながら思いついたのですが、本番の照明も自然光を利用できないかな・・・でも光量を一定に保てないか。

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