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2008年シーズン終了

2008年11月28日 里山のくらし

11日22日-24日まで繭の家に行ってきました。
今回の越後行きは、グッズの生産者説明会と繭の家の作品の片づけです。
蓬平の里は、前の週に降った雪がまだ残っていました。
すっかり冬景色です。雪景色は、降り始めの頃が一番美しいです。

グッズ生産者説明会は、蓬平の集会所で行いました。
何人集まっていただけるか不安でしたが、7人の方が来て下さいました。
このほか、もう一人興味があると聞いていますので、人数としてはなんとかなりそうな気がしています。
あとは、いかに巧く作って頂けるかが課題となりそうですが、とりあえずこの日はお茶とお菓子をつまみながら、楽しくお話しができました。
実際の生産もこのような雰囲気で進められたらといいなあ思いました。
また、次回の実技講習会については12月13日に決まりました。

写真は、全然関係ないですが、蓬平のとある場所にまつられていた仏さんです。
ずいぶん古いもののようですが、なんともいい表情です。
地元の方が、繭の花を供えられていました。

作品の片づけは、例年の冬季梱包のレベルではなく、本格的なオーバーホールとなりました。
作品C(繭を天井から吊った作品)は、繭が黴びてしまったので、作り直しです。
作品B(蓬平の1/500ジオラマ)も、LEDの球切れと真綿の汚れもあったので、真綿を全てはがし、LEDの配線状態を確認しました。
真綿は持ち帰り、クリーニングします。
(写真は、はがした真綿。2006年に多くの方に手伝って頂いて作ったモノです)
なにせ、当初はその年の夏だけもてばいいと思って制作していましたので、3年後にも展示するとは思っても見ませんでした。
来年の修復の際は、せっかくなので単なる修復ではなく、よりよいものに作り替えようと思っています。
O-noliさん達の苦心の作であるジオラマの特徴をもっと生かすことと、真綿の柔らかさをより強調することに配慮をしたいと考えています。

この時期の雪上には、はらはら落ち葉が降ってきて、まるで図鑑のようです。
細い枝、太い枝、大きな葉、小さな葉、黄色に緑。
あらためてみると、自然の造型って、本当に研ぎ澄まされていて、美しいですね。