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秋の蓬平 2009

2009年09月27日 里山のくらし

作品修復のために訪れた蓬平は、すでに収穫の季節を迎えていました。
ちょうど今は稲刈りの真っ最中でした。
写真は繭の家の裏手から望む田之倉方面の棚田。
もう半分以上の田んぼで稲刈りが終わっています。

蓬平では今が、一年中で一番忙しい時期です。
稲刈りは個人個人がそれぞれ行うのではなく、集落の共同作業で順番に行っているそうです。
雨が降らない限り、毎日休みなく作業は続きます。
そうして収穫された稲は、「はぜ」となって、集落のあちらこちらにそびえ立ちます。

キヨシさんに作柄について聞くと「今年はあまりよくねえな」とのことでしたが、
今年もこうやって、うまい米がつくられたんだなあと思いました。
ちょうど政権が交代して、こんご農政にも変化があるかも知れませんし、
今年は大地の芸術祭があって、いろいろと地元の方のお手を煩わせてしまいましたが、
この地で営々と続く米作りこそが、生活の中心であることには変わりないという当たり前のことを改めて思いました。

なお、今回の蓬平行きでは、こんな忙しい時期にも関わらず、またいつものようにキヨシさん宅で何かとお世話になってしまいました。
またマユビト制作チームの方にもお集まりいただき、今後の制作方針などについて意見交換を行いました。