メイン

7月8日 乾燥させた繭を真綿にする

2006年07月11日 カイコの飼育, 真綿作り, 繭の加工, 蓬平の人々

今回、現地に行くと、すでに繭の乾燥作業は終わっていました。
前の区長さんがちょうどよい乾燥機をもっていたので、それを集会所に運び込み、乾燥作業をしていただきました。
いつもながら作業の重要なタイミングを外して現地に入っいる自分に反省。
集落のみなさんのご苦労には本当に頭が下がります。

これは、繭の毛羽取り機。
繭の周りの毛羽をとりのぞくものです。
集落の方がきれいに保存されていたものをお借りしました。

集落を歩いていると、こどもたちが集まってきて、それぞれが飼っている蚕が繭になったものを見せてくれました。

今回の主目的は、ジオラマの表面を覆う真綿をつくることです。
こへび隊のHさん、Fさん、Tさん、富山のLeeさん夫妻、それと地元のMべえさん、Dさんにお手伝いいただきました。

繭をお湯の中で広げ、木枠に広げます。
きれいに伸びた純白の真綿は、とても美しいです。
(その前の作業では、サナギが顔を出すので、かなり気持ち悪かったですが、みんないつの間にか慣れてきました)

光に透かした真綿。きれいです。

できあがった真綿。プラチナの輝きです。

最後に真綿を干しました。
部屋いっぱいに広げられた真綿の籏は、これまた別の現代アートの作品みたいでした。
最後に記念撮影をして、今回は解散。
みなさん、お疲れ様でした!

ワークショップ

2006年03月06日 真綿作り

現地の雪は、まだまだ深いですが、それでも1月末から較べるとかなり減りました。
2月は雪が少なかったようなので、このまま順調に減ってくれると嬉しいです。

今回は、集落の集会所で真綿をつくるワークショップを行いました。
写真はなべでお湯を沸かしているところ。
窓の雪囲い塀の隙間から、かろうじて日が差し込むようになりました。
暗い雪国の冬ももうすぐ終わりを迎えます。

ワークショップが始まる前に、むかし真綿を作ったことがあるというお母さんたちがやってきて、繭を煮込む火加減のアドバイスや、真綿を伸ばす実演をしてみせていただきました。
「もう30年ぶりだから、わすれちゃったよ」と言いながらも、
手つきからして我々と全然違いました。

子どもたちも混じって袋真綿をつくりました。
CDを型にして、手頃な大きさに伸ばし、それを乾かしてパラシュートをつくって遊びました。

P3050061.jpg

ベテランの方に教えられて角真綿に挑戦する男の子。
結構器用に伸ばしました。

ワークショップ解散後、作品現場となる古民家にも立ち寄りました。
いまだ半分は雪の中です。

お隣の方が雪の上に真っ黒な炭をまいていました。
聞くと、これをすれば早く雪が解けるし、肥料にもなるとのこと。
ここは未だに積雪は3m近くあります。
雪国の暮らしは、このように雪との忍耐深いつきあいが必要なようです。

BoBo通信 Vol.2  

2006年02月25日 BOBO通信, 真綿作り

3月5日(日)に現地を訪れ、ワークショップを実施します。
内容は、繭から真綿をつくって、のばしたり、引っ張ったり、暖かみを実感したり出来るような工作教室です。
真綿のことを知らないこどもたち、昔、真綿に親しんだお年寄りたちを対象に開催する予定です。
ここでつくった真綿の一部は大箱の展示の中に組み込む可能性も考えられます。

ちなみに下は、繭のパラシュートです。(子ども向け)
1個の繭でできます。