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シタグロ

・おなかのすいている動物がいると、みずからの身を差し出し、食べられる。非暴力主義者。

・スープに煮込んで、パンと一緒に食べるのが一番おいしいらしい。

・桑の実(マルベリー)しか食べないフルータリアン。煮込むと赤いロウソクが溶けたような色になる。

・桑の実の分配の仕方が独特で、自分が採った桑の実を自分は食べず、全て仲間に分け与える。もし仲間が桑の実を採ることができなければ、自分は食べることができない。みんな仲間のために一生懸命桑の実を採り、分け合い、絆を深めている。

・生の桑の実が食べられない時期は、桑の実ジャムを食べている。

・「パイが1つしかないのに、食べる人数が増えたからといって、みにくくパイを奪い合ってよいのか?1人分を等しく少なくすればよいだけの話ではないか」と言っている。

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・普段は石の上に座ったり、滝にうたれたり、集団で修行している。

・自分探しをしつづけたすえ、「目標を達成したら次の目標を設定するジャノメ殿の自己実現の方法では、永遠に目標を設定せねばならず、いつまでたっても悟りになど到達することはない」と知っている。

・「欲望を捨てた悟りの境地に達したい」という欲望をもって悟りがひらけるのか、悩んでいる。

・「神とは世界の成り立ちを説明するための便宜的な概念であって、存在するかどうか確かめる対象ではない。信じるかどうかの対象である。信じる行為は、疑う行為より生きる気力をくれる。信じる行為自体が大切なのだ」とか、「仏との結縁(けちえん)のため、寄附やボランティアが促進されるならば、信仰というシステムもそんなに悪くはない」と考えている。

・また「人は信じることでしか救われない。だから神を信じても、仏を信じてもいいだろう。もっと言ってしまえば、『偽りの救済』を信じたとしても人は救われる。我々の場合は仲間を信じているだけだ。信じなければプラシーボ効果さえ得られない」と言っている。

・シタグロを食べると舌が真っ黒になることから、俗称として「シタグロ」と呼ばれる。個人名はない。「大根に個体名がないように、動物に食べられる我々にも個人名など不要」という理由らしい。

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