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マユガミ様(御神体)

・マユビトさんが信仰する神様。

・基本となるのは祖霊信仰。お盆のたびに、祖霊が蓬平に帰ってくると信じられている。

・神事ではマユビト3匹が肩車して蓑笠をかぶり、マユガミ様に扮して、マユビトの家々を巡る。マユガミ様に無礼がないようにおもてなししないと、災いがあると信じられている。

・3つの繭が連なっている偶像は、かつて妖怪ゴーヤイモリを倒した3匹の勇者が元になっている。

・マユビトに玉繭合体できる種族が生まれたのは、ゴーヤイモリに対抗する力として備わったのではないかと考えられている。

クサナミクサナギを生み出したとされる。

・マユガミ様は、ゴーヤイモリを繭の中に封印していると信じられている。

・ゴーヤイモリは、マユビトが他のマユビトを呪うと、繭の中に発生する。怨みが少なければ、ゴーヤイモリも小さく、繭から出る力もない。しかし怨みが強くなると、ゴーヤイモリも徐々に成長し、やがて宿主のマユビトを食い破って出てくる。いわば、マユビトのなれの果てである。ゴーヤイモリに知性などなく、ただただマユビトを喰らうだけの存在である。

・ゴーヤイモリを倒すには、怨みのあらわれであるコブをすべて取り去った後に、大きなマユビトが自らの体と命と引き換えに、繭を憑代にして封印するしかない。