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ブリキのおもちゃショベルカー

2012年01月05日 加古雅彦:コカ, 古道具

(コカ 「ブリキのおもちゃショベルカー」 MARX製1940代?)

・アメリカ製のブリキのショベルカーをリペアしました。
・顔みたいなのが可愛らしいです。

・年代は不明です。1950代になると、運転席がリアルになるので、その前だろうと想像したまでです。

古道具椅子

2012年01月04日 加古雅彦:コカ, 古道具

(コカ 「古道具椅子」 2012 スクールチェア)

・1890年アメリカ製の椅子です。
・塗装を剥がし、鉄は雨ざらしにして錆びさせ、木は合板部分を取り除き、表面と角を削りました。

・工業(インダストリアル)系と言われていますが、スクールチェアだと思います。
・1940年製になると、合板の割合が増えます。

・すべて合板のものはバウハウスチェアと呼ばれたりします。

古道具滑り台

(コカ 「古道具滑り台」 2012)

・古い屋内用滑り台の塗装を剥がし、角を丸く削りました。

・合板ではなく、一枚板です。

・折りたたんだ状態です。

(コカ 「古道具幼稚園積み木」 2012)

・大きい枡のようですが、開いている面はありません。

古道具腕鳩時計

(コカ 「古道具腕鳩時計」 2012)

・古い鳩時計のカッコウとふいごを、古い腕時計の革ベルトにつけました。これで屋外でも鳩時計を楽しめます。

・利き手の腕にふいごのあるベルトを、もう片方にカッコウのあるベルトをつけます。

・カッコウは少し傾けるだけで口を開閉するように、胴の長さを調整してあります。それだけです。仕掛けとよべるようなものはありません。

・ふいごは交互に押すと「カッ・コウ」と鳴ります。カッコウの口の動きに合わせて鳴らしてください。
・あと、鳴らす時刻は携帯とかで確認してください。

古道具扇風機

( コカ 「古道具扇風機」 shinko 2012)

・古い扇風機は分解修理しました。

・カバーの針金部分はとっています。

・プロペラも鉄なのですべて塗装を剥がそうかと思ったのですが、地味に底面だけを剥がしました。

古道具電気時計

( コカ 「古道具電気時計」 2012 SEIKO)

・電気時計をクォーツ改造しました。

・針はオリジナルを使っています。

・四天王寺骨董市で購入しました。

・文字盤は紙で、購入時水性ペンで薄くなった部分を書き足されていました。当初はしみ抜きの手法でインクを抜いていたのですが、掛け軸のように表面を剥げるのではないかと思い、試してみました。

・予想とは異なり、日焼けで反転していました。それはそれでいいかと思い、そのまま文字盤に使いました。

古道具座高計

(コカ 「古道具座高計」 座高・身長測定器 2012)

・古い座高計の塗料を剥ぎました。最近の学校では座高は測らないそうです。

・背もたれの中に、鉄棒のおもりが入っています。

・椅子部分はジャッキ式で、折りたたむと幼い子供の身長計にもなります。

古道具ドクターチェア

( コカ 「古道具ドクターチェア」 2012)

・虫食いのドクターチェアを修理しました。
・背もたれ部分は3本だったのですが、やむなく1本にしました。

・その1本も接いであります。

・裏面をバネ式にするのは素人には無理なので、板をつけています。

・これでドクターチェアは2つ目です。布はハンモック用の布です。

古道具手打ちパチンコ台

( コカ 「古道具手打ちパチンコ台」 2012)

・木製の古い手打ちパチンコ台は、廃墟遊園地のようなおもむきがあると考えています。

・釘とブリキだけでよくここまで考えられているなぁと感心するばかりです。

・できれば色を塗りたくなかったのですが、虫食いがひどく、補修箇所だらけになったので、しぶしぶ塗りました。

古道具三球儀

(加古雅彦 「古道具三球儀」 三球儀 黒球温度計 釣りおもり 2012)

・ジャンクの三球儀(太陽、地球、月)を改造修理しました。ハンドルを持って回すと、地球と月が自転・公転します。

・月は無かったので、釣りのおもりを使いました。オリジナルを船坂小学校で修理したことがありますが、近い感じです。

・太陽は電球をやめました。輻射熱を測定する黒球温度計を、古い国旗球(ポールの先端の球)のようにエイジング加工しました。

・反射板も、方位盤も、方位針も取り除き、色も黒く塗っています。

古道具ランドリーピンチハンガー

2012年01月03日 加古雅彦:コカ, 古道具

(コカ 「古道具ランドリーピンチハンガー」 ランドリーハンガー アルミピンチ 2012)

・ランドリーハンガーのアルミピンチを、色んな種類の昭和レトロな洗濯ばさみに替えました。

・ランドリーハンガーは色んな金属が組み合わして作られています。雨ざらしになることも多いので、できる限り鉄を避けているようですが、バネやS字フックとかは鉄です。

・書類用クリップもつけました。昔、病院ではカルテをぶら下げるのにハンガーに強力な書類用クリップをつけたものもありました。それも模しているのですが、マニアック過ぎて誰もわからないですね。

・四角い洗濯バサミも持っているのですが、合わないかなと思い組み込みませんでした。

・実験器具のY字クリップも穴をあけてぶらさげてアクセントにしました。

古道具ランドリーピンチハンガーもどき

(コカ 「古道具ランドリーピンチハンガーもどき」 漆乾燥用台 図工展示用クリップ 巡回時計鎖 2012)

・古いアルミのランドリーピンチハンガーを、オーダー票をぶらさげるのに使ったりします。それを模して作りました。古道具で別の古道具を作っているわけです。

・モス・バーガーでは「オーダ・ウィール(オーダーを貼り付けるホイール)」と呼ぶようです。

・鎖は8の字の銅板を曲げて作られたものです。

・アルミピンチハンガーではアルミ板の同形の鎖が使われています。色を曲げわっぱに合わせて、銅板製に変えているのが、ポイント(人間の小ささ)です。

・この曲げわっぱは、漆器を乾燥させる時に、下に敷く台です。一般的な曲げわっぱは、板を輪っかにして重なった部分を金具で留めたり、樹皮の紐で縫ったりしてます。しかしこれは、重なっていません。つなぎ目がとてもなめらかで、板の両端を徐々に薄くして、漆で接着しています。厚さ3ミリに満たない板なのに、斜めに削られた接着面の長さは10センチに及びます。

・漆は湿度を上げると乾燥するので、金具では錆びます。樹皮を使って湿度でのびて緩むよりも、漆でくっつけたほうがいいわけです。考えていますねぇ。

・図画工作の展示用のクリップです。絵と絵をこれでつないでとめてぶらさげます。神戸の古道具屋meguriさんで購入しました。あえてアルミピンチをぶら下げていないところがオーダ・ウィールに特化した証です。

古道具キップの装置

(コカ 「古道具キップの装置」 キップの装置 2011)

・小学生の頃、炭酸カルシウムと塩酸から二酸化炭素を発生させる理科実験の時に使った装置です。

・こんな大がかりな装置を使わなくても、ガスは発生させることができます。

・今となっては、この吹きガラスの装置はとても貴重です。

・周囲の人は誰も覚えていません。

・ハチスを活けて花器にしてみました。

古道具巡回時計

(コカ 「古道具巡回時計」 2012)

・巡回時計を分解修理し、ベルトを取り、革ケースを削りました。

・軍や国鉄や税務署などで使われた時計です。

・中に丸い記録用紙を入れて使います。

古道具分身魔球

( コカ 「古道具分身魔球」 硬球 2012)

・硬球をばらして、縫い直しました。

古着柔道着藍染めシャツ

( コカ 「古着柔道着藍染めシャツ」 BLUE BLUE カバーオール、木ボタン 2012)

・BLUE BLUEの柔道着生地のカバーオール(ワークジャケット?)をシャツに改造しました。

・ポケット跡は洗濯すれば、多少なじむだろうと思っています。

・ボタンはプラスティックから木のものに変えました。

・Tシャツについていたタグも移植しました。

装画 「凡夫力」

( 装画:加古雅彦 著者:松川聖業 「凡夫力」 MOKU出版 )

・原画です。

百目バンクシア

2012年01月02日 加古雅彦:コカ

( コカ 「百目バンクシア」 バンクシアの実 2012)

・バンクシアの実を削りました。右が加工前のものです。

・オーストラリアでは、メジャーな技のようですが、日本ではバンクシアの実を入手すること自体が困難です。

・少し削ると、ビロード層が出てきます。

・さらに削ると、木質層が出てきます。

・植物には風媒花とか虫媒花とかあります。変わったところで知られているのはドリアンのコウモリ媒花でしょうか。バンクシアは、フクロミツスイ(有袋類)媒花です。ドリアンの上をいってます。

古道具デスクライト

(コカ 「古道具デスクライト」 山田照明Zライト 2012)

・工業系のアームライトです。

・左から白熱灯、蛍光灯、白熱灯と蛍光灯、蛍光灯とルーペ、白熱灯です。

・ガントリークレーンのように並べているのは、もはや変態と呼ばれてもしかたがないです。

・ルーペ付きは老眼対策以上に使い勝手がいいです。

・新しい薄いタイプも今では売られていますが、こちらのほうが存在感もあり、丈夫で、かわいらしいです。

・右から2番目と4番目はもともと油性ツヤ出しのグレーだったのだと思います。それが、錆が出たり、油汚れが浸み込んだりして、ツヤ消しのグレーのようになったのだと思います。

・真ん中はもともと水色に近いグレーだったのだと思います。それが、錆が出たり、油汚れが浸み込んだり、色あせた結果、上の二つに近い色になったと思われます。

・左端は黒、右端は白だったのですが、ツヤ消しのニュートラルグレーNO.3、ツヤ出しのニュートラルグレーNO.2を塗って、四十八茶百鼠のように差を出しました。

・丸いプラスティックのナットも、すべて蝶ナットに変えました。特殊なピッチだったので探すのに苦労しました。

・関節の穴が割れているものは、結束線で補修してあります。いずれ削りだして作り直そうと思っています。

ローズ・セラヴィよ、なぜしゃっくりをしない

(コカ 「ローズ・セラヴィよ、なぜしゃっくりをしない」 鳥罠 スマートボール 2012)

・デュシャンの「ローズ・セラヴィよ、なぜくしゃみをしない」のパクリです。

・本物は鉄の鳥籠ですが、こちらは木と竹の鳥の罠です。

・日本では昔、鳥籠と鳥の罠はセットでした。

・デュシャンの本物は、角砂糖のような形の大理石ですが、こちらは縁日のスマートボール(ラッキーボール)の球です。白いガラス玉で、少し欠けており、味わいがあります。

・小鳥の卵くらいの大きさでもあります。

・「ローズ・セラヴィ」は、フランス語の 「Eros, c'est la vie(愛欲、それこそ人生)」にかかっているそうです。檻を埋め尽くすほど産んだ卵を見て、「愛欲こそ人生」と呼ばずして何と呼ぶでしょう。

装画 「遍照 いんげんさんの仏暮らし」

( 装画:加古雅彦 装丁:浦谷さおり 著者:櫻井密嚴 「遍照 いんげんさんの仏暮らし」 MOKU出版 2012/02/16 )

・お寺の絵は、浦谷さんが描かれました。

・原画です。

巣立ちの部屋-Singing Birds Project

2012年01月01日 BON, Gun:ハコオトコ, TeN, o-noli, たけ, ヒゲ, 井上真喜:イノマキ, 加古雅彦:コカ, 古巻和芳:コマK, 大前チズル, 船坂ビエンナーレ

「巣立ちの部屋-Singing Birds Project」 (古巻和芳+TeN+井上真喜+夜間工房)

「巣立ちの部屋」の画像については、すでに公開しているところですが、あれはとりあえずの「暫定版」でした。

遅くなりましたが、このほどようやく「公式版」が完成しましたので、ご紹介します。

「暫定版」とは別に全く作り直していますが、一番の違いは音源を直接用いているので、音質がよいことです。(ただ、画質はSDのままです。)

できるだけ多くの方に見ていただければ幸いです