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グッズ関連

2006年01月09日 桑の葉を揺らす雨

先ほど中途半端に前ふりをしていましたが、そのCDネタのグッズ案です。
要するに、CDの内側カバーを真綿で作ってみました。
なんでこんなことを思いついたかと言えば、コカ氏ご指摘の通り、イノマキ氏の参加で選択肢が増えたこともありますが、基本的には、昨夏自宅録音した「蚕が桑を食べる音=雨降りの音」が結構いい感じなので、また、その音が実際に会場で流れるので、それのお裾分けというか、お土産的にその音声が入ったCDを来場者に持ち帰って頂いてはどうかなと思ったのが発端です。
(ただし、実際に蚕を飼った私が個人的に感情移入している可能性もなくはないので、この音を本当に持ち帰りたいという人がいるかどうかは客観的に判断できないです。
しかし、断続的に雨が降っているようなこの音は、先日イノマキ氏が言われたように、無音以上に静けさを感じさせる類の音、つまりヒーリングの音っぽいです。)
そういうわけで、蚕の音を録音したCDを真綿のカバー付きでつくってみてはどうかな、と。
(ほかにも現地で採集した音を入れてもいいかもしれません。ただし、現地の音を利用したサウンドアートとしては、前回の芸術祭でジョナサン・ベプラーが「つかの間のシンフォニー・丘陵と渓谷のための聖譚曲」というCD作品を発表していますが)

写真のものは、あくまで感じをつかむために先ほどつくったのですが、繭を重曹で煮込んで、そこに実際にCDを入れて押し広げ、2重にしたものです。
つまり、繭2個を使用しています(1個では薄すぎました)。
そのままでは毛羽立ってしまうので、スプレー洗濯糊を吹き付けてアイロンがけをすると、けっこうパリッとしました(写真では見えにくいですが、絹らしい艶はそのままです)。
CD本体に洒落たロゴや絵を入れたり、また外側のビニールケース内に正方形のカードを入れたら、もっと見栄えするのではないかな?と思いますが、どんなもんでしょう。
まあ、肝心なのはどんな音が出るかですね。
実際に音を聞いて頂いたり、現物を手に取って頂かないと、何ともコメントのしようもないでしょうか。

この程度の細工は、あまり難しくはなく、ちょっと練習すれば誰でもつくれます。
繭の生産個数にも影響するので、あまりたくさんはつくれませんが、原価はとても安いと思います。
また、CDや中に入れる紙のデザインづくりも結構楽しむ余地がありそうな気もします。
コカ氏の言われるように、現地に行けなくても、その部分で関わって頂けるかも知れません。

あと、これとは別にうちの嫁さんからグッズ案ですごいアイデアが出ています。
その名も「繭まんじゅう」。
要するに地元の和菓子屋と提携して、桑の葉(抹茶テイスト)餡入りの白い餅(繭の形)を売り出すというプランです。
もちろん、箱詰めは「まぶし」風にします。
ここまでいくと、もうアートグッズではないような気もしますが・・・

コメント

実は妻と「広げた真綿が不織布のCD入れ代わりになればいいけど、それは無理だろうしな・・・」と話してました。すごいですね!できるんですね!

外はビニールじゃなくてプラケースのほうが標本ぽくて、いいと思います。

プラケースってあるんですか?
真ん中に出っ張り(CDの穴にはめこむための)があるのでしょうか。

CDをはめ込むための出っ張りが、「あるもの」と「ないもの」があります。

「あるもの」は、家電量販店でもよく見かけます。

「ないもの」は、中にカレンダーとか入れられて売られています。ケース卸屋さんなどでケースだけ買えるでしょうね。

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