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雑誌掲載

2006年06月24日 一般雑誌

雑誌「ライア」に先月の壁塗り作業の様子が掲載されています。

こんな表紙です。草間さんは強烈ですね

ジオラマの成形と蚕の世話2

2006年06月21日 カイコの飼育

蚕たちは、すくすくと育っていました。
先週2.5センチだったのが、もう5センチ近くになっていました。
この日は、ちょうど5齢になる直前の眠の状態でしたが、早いグループは、もう起きていました。
朝5時前に蚕を飼っている集会所に行くと、すでに地元の方が桑やりをしておられました。

ぼくも、ここで桑の葉を枝から裂く作業を一緒にしました。
とは言っても、自分が手伝える日は数えるほどしかなく、骨が折れる蚕の世話のほとんどは村の方頼りというのが本当のところです。
皆さん、有り難うございます
写真は、裂いた桑を束にしたもの。
これをいくつも作りました。
今週の半ばには、こへび隊のO木さんやイノマキさんが現地に入ります。

ジオラマ成形作業と蚕の世話1

2006年06月20日 里山の植物, 雲の切れ間から

今回の作業は、関西からコカさんヒゲさん、キリエさんが同行してくれました。
朝7時に神戸を出発し、現地入りしたのは16時過でした。
着いてからいきなり、こへび隊と一緒に廃材のトラック積み込み作業をしていただきました。

今回の作業の中心は、先週運び込んだジオラマの成形作業です。
発泡スチロールの積層そのままの姿も魅力的ですが、最終的に雪に覆われたイメージにするので、
積層の角をカットして、なだらかにしなくてはなりません。
まずは、表面に残る地図を剥がすことから作業をはじめました。

用意した電熱カッターの調子が悪く、作業は難航しましたが、
夜12時頃にはぜんたいの角をカットできました。
関西組の皆さん、お疲れのところ本当に夜遅くまでありがとうございました。

2日目は、朝からペーパーがけの作業を一人で行いました。
途中、粉塵処理用の掃除機が、突然青い煙をあげて故障して焦りましたが、なんとか夕方にはぜんたいをなだらかにすることが出来ました。

2日目の晩から3日目にかけてジオラマにLEDを配線して、点灯させてみました。
集落の形がこれでよくわかります。
明かり一つ一つが集落の家々です。
本番はこれにさらに真綿を敷き、LEDには繭をかぶせるので、まだまだ完成ではありませんが、なんとなくイメージした形に近づいてくるのが分かりました。
ベースを製作してくれたO-noliさんに感謝。

現場の古民家前の桑の葉も大きくなりました。いつの間にか傍らに綺麗な花も咲いています。

蚕、ジオラマ、糸引きワークショップ 2

2006年06月13日 ワークショップ, 繭の加工, 蚕観察帳

今回は、繭を茹でて、そこから糸を取るワークショップをしました。
講師は、昔、機を織っていたこともあるMべえさんの奥さんです。

まずはMべえさんが手本を示します。
湯をはったたらいの中にある繭から糸口をとりだし、それを糸枠に巻き付けます。

糸枠を回転させたところ。

巻き取られた、糸。

糸のクローズアップ。
たいへん美しい輝きを放っていました。

隣の部屋では、こどもたちが観察帳に蚕の絵を描き込んでいました。
このまま続けてくれるかな?

蚕、ジオラマ、糸引きワークショップ 1

ようやく蓬平の桑の葉も大きくなり、赤い桑の実も美しくなってきました。
6月4日に集落に蚕が届けられました。
いよいよ養蚕プロジェクトの本番が始まります。

蚕は、集落の方が中心となって、集会所内の作業所で飼っています。
蚕の数量は卵の「グラム」で表します。
今回は、5グラムで、これは約1万匹くらいらしいです。
はっきりいって、ものすごい数で、これからが大変な作業になりそうです。
このような作業を引き受けてくださった集落の方には、頭が下がります。
集会所には、集落の子どもたちも出入りして、この様子を珍しそうに見ています。

近くで見ると、こんな感じです。
この日は、「眠」にはいっており、桑の葉を食べる音の録音はできませんでしたが、首をもちあげてじっとしている様子は、けっこうかわいいです。
駄目な人は駄目でしょうが・・・
蚕が繭を貼るのは、6月末の予定ですが、気温が低めなのでこれより遅れる可能性があります。

今回は、作品の中心をなすジオラマの搬入を行いました。
O-noli氏のアトリエから発送された作品は、無事到着していましたが、梱包を外す作業だけで3時間かかってしまいました。
でも、完璧な梱包のおかげで、作品は完全な状態でした。
O-noli氏の本業の仕事ぶりも、きっとこのようにきちんとしているのだろうと想像されます。

古民家の1階に展示したところ。
本当は、奥の部屋に設置するのですが、この日は集落の方を対象に公開するので、窓のある部屋に置くことにしました。

上記とは反対の方向から。
この向きから光を当てると、蓬平が谷間にあるという地形の特徴がよく分かります。

事前にアナウンスしていたお陰で、集落の方も作品現場に足を運んで下さいました。
自分の住んでいる村の地形を鳥の目で確認できるのは、なかなか面白いとのことでした。

こどもたちもやってきて、床そうじを手伝ってくれました。
なぜか、ぞうきんの取り合いになって、我先に床を拭いてくれました。
とても展示場が賑やかでした。

蚕観察帳 (ぶん/コマK え/コカ)

2006年06月03日 蚕観察帳

いよいよ、来週から現地で蚕を飼い始めます。
この「養蚕プロジェクト」は、ただ単に繭で作品を作るだけでなく、そのプロセスにおいて集落と様々な関わりを持ちながら「地域の記憶」を浮かび上がらせることを狙いとしているのですが、養蚕を知らない若い世代に養蚕を知って頂くことも重要な要素です。

そこで、こどもたちを対象に蚕の観察帳を作成しました。

当初、私はワープロと手書きでという原始的な手法で作成しようとしていましたが、コカさんが見るに見かねて、作成を買って出てくれました。
というわけで、デザインは全てコカさんの手によるものです。
とても素敵な観察帳が出来たので、嬉しくなってしましました。

実はこれらは、すべてワードで作成しているとのことです。
一体どうやっているのか、皆目見当も付きませんが、すごいです。

では、残りも紹介しましょう。

この観察帳は、本日、集落の子ども全員に向けて発送しました。
どれほどの子どもたちが関心を示してくれるか分かりませんが、おじいさん、おばあさんにいろいろ教わりながら、こどもたちが蚕を飼ってくれて、いろいろ学んでくれるとうれしいなあ。

忙しい時期にも関わらず、全面的に手伝ってくれたコカさんにも大いに感謝。