雪がない! (繭グッズ講習会)
2009年02月15日 大地の芸術祭, 繭人形/マユビト, 里山のくらし
2月14日、15日と蓬平を訪れましたが、この時期にしては異常なほど雪が少なかったです。
平年であれば2mほどは積もっているはずが、ところどころで地面が露出しており、既にフキノトウが顔を出している始末。
雪は少なければ少ないで、田んぼの水不足など悪影響もあるみたいで、集落の方々も心配顔でした。
明日から少しは雪が降るようなので、それに期待するしかないようです。
さて、今回の現地行きは、ひとつには繭人形「マユビト」づくりの講習会でした。
主にはマグネットタイプの制作確認でしたが、すでに集落のお母さん方はかなり上達されておられ、また楽しんで作って下さっている様子で、有り難かったです。
まだ、一部手直しが必要なものもありましたが、解決できると思います。
皆さんからパッケージデザインなどに積極的な意見も出て、よい雰囲気です。
ちなみにパッケージの絵柄はマユビト図鑑のイメージでデザイン化することになりそうです。
今回の宿泊は、松之山の元三省小学校でした。
2006年に改装されて宿泊所としてオープンしたこの施設は、これまでの学校体育館などでの寝泊まりに比べると天国のように快適なところです。
ベットこそドミトリー形式ですが、全般的に清潔でトイレもウォシュレットです。
写真は食堂の風景。この晩はこへび隊数名のほか、2006年からお世話になっている「ふるへび」の市橋さん、そして団体客30名が宿泊しており、とても賑わっていました。
また、2006年の人気作品「星の木漏れ日プロジェクト」の木村崇人さんも一緒でした(手前の藤色のシャツの人)。
今後はさらに作家やこへび隊の出入りが多くなり、いよいと芸術祭本番の雰囲気になっていきそうです。
ちなみにこの写真は、現在木村さんが制作中の「かざみどり」です。
1週間後の冬のイベント用に、農舞台の正面のカバコフの棚田に設営しています。
たくさんのベニヤの雁が風の向きにきちっと頭を揃えて雪上に群れるという、明快なコンセプトの作品です。
ただ、今年は異常に雪が少なく、地肌があらわになっており、木村さんも困っておられました。
本当に雪が降って欲しいところです。きっと素敵な作品になるでしょう。