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会期終盤の様子

2009年08月30日 桑の栽培

古巻です。少し間が空きましたが、8/28-29に蓬平を訪れました。
いつの間にか現地は涼しくなり、ススキの穂も伸びて、秋の気配が漂っています。
しかし、芸術祭の熱気は相変わらずで、平日でも100人を割り込む日はありません。
土曜日は、ツアーバスなどが来ると、一気に人がどっと来られて、応対もてんてこ舞いです。
自分が居る時は、なるべく自分で作品説明をしようとしています。
もちろん、お客さんの反応を確かめられて楽しいのですが、体力的には結構大変で、当番に入って頂いている集落の方やこへび隊の方のご苦労には頭が下がります。

写真は、桑畑の様子です。
カメラの設定が知らない間に変わっていて、失敗気味です。
しかもこの後電源が切れて、写真を撮れなくなりました。

この2日間は、繭の家の家主であるキヨシさんのお宅に泊めて頂き、晩はおいしい郷土料理とお酒を頂いてしまいました。
朝は5時に起きてキヨシさんと一緒に畑をまわって、いろんな野菜を収穫しました。
奥さんのサチコさんがその野菜を私のためにダンボール詰めにしてくれました。
金曜日は当番に入っておられたマゴベイさんとゆっくりお話ができ、お米をいただきました。
土曜日は、2006年に壁塗りを指導して下さった亡き貞三さんの娘さんのツキコさんが当番に入って下さり、お客さんとその話をしたりしました。
マユビト制作しているキヨミさんのお宅をお邪魔し、コカさん分のマユビトをいただくとともに、電池切れのカメラの代わりにお父さんのノブオさんのカメラを貸して頂きました。
そのあと、芝峠温泉でまた偶然キヨミさん御家族にお会いしました。
キミオさんは選挙で忙しそうでしたが、繭の乾燥作業も並行してあたってくださっています。

そんな感じで、蓬平の方には、もうお世話になりっぱなしです。
駐車場の件や、そもそもプロジェクト運営でいろいろお手間をおかけしているのに、こんなに良くして下さって、申し訳なく思うと同時に、蓬平の皆さんの暖かいお気持ちに、やはり感謝するしかありません・・・。

夜の雨と風で一部の棚田で実り始めたコシヒカリが倒れていました。
この時期に台風が来ないことを祈るばかりです。

これが「わたこ」です

2009年08月25日 1F/休憩室,資料室, 繭の加工, 繭人形/マユビト

この写真の物体が「わたこ」です。

「わたこ」
繭を伸ばした真綿からできている防寒具。
肩掛けのようにして用いる。
真綿は保湿性が大変優れている。

こんな風に身に着けてコタツに入るんですよ。
亀の甲羅みたいでしょ?

今日もマユビトたちは大勢の方々に購入していただきました。

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夜間工房のコカです。
わたこはすごく暖かそうですね。
また「わたこ」という名前がかわいいですね。

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古巻です。
わたこをしょっている姿を見ると、人間が繭に入っているようで、面白いですね。
同じわたこをつくるのは大変だけど、
こんな感じで何か「あったかい」グッズを真綿で作れないものかと思います。

大盛況だっけで

2009年08月23日 1F/休憩室,資料室

8月22日の繭の家受付嬢のタマエです。
なんと!276名もおこしいただきました。
皆様ありがとうございます。

東京からおこしの二人組み。
マユビトかまえてチーズ!

繭の家の亀仙人?

繭の家の女亀仙人?

親子でおこしの姉妹でパシャリ

またまた女亀仙人登場?

ちなみにこちらは真綿で作った「わたこ」です。

画像がぶれぶれなのはオバサマなので許してくださいね。

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夜間工房のコカです。
タマエさん、受付ご苦労さまです。
ここ最近、すごい人数のお客さんがおみえになるようですね。

本日ハ晴天ナリ!

2009年08月16日 桑の栽培, 蓬平の四季

随分前に梅雨明けが宣言されていましたが、一昨日までずーーーーっと曇ったり雨がふったりですっきりしない天気が続いていました。

盆踊りも雨に見舞われるのではないかと心配しましたが、長かった梅雨がようやく明けて無事盆踊りを行うことができました。

集落の人たちや帰省中の人たちが大きな輪を作って盆踊りを楽しみ、終わりには恒例の大抽選会で大いに盛り上がり、盆踊りは大成功に終わりました。

そして、今日もいい天気。

遅かった夏がようやくやってきました。

盆踊り準備の途中で、テーブルにできた繭を見つけました。

こんなところでも繭となることができる生命の強さをみました。

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コカです。
テーブルにできた繭の写真、とてもいいですね。感動しました。

混雑の状況について

古巻です。
このお盆もたくさんお客さんが来られているようです。

昨日も1日で300人の来場があったと聞きました。
うれしい反面、駐車場から車があふれたりして、地元の方にご迷惑をおかけする状況も生じているようです。

急きょ、看板の追加などの対策を担当者にお願いしましたが、これから繭の家にいらっしゃる方におかれましては、お車は所定の駐車位置に停めていただきますよう、ご配慮をよろしくお願いします。

マユビトの販売状況について

古巻です。

当初、800体生産したマユビトが、ご好評につき完売となりました。
急きょ、追加生産もはじめていますが、なにぶんにも蓬平集落のお母さん方の手作り商品につき、今後も品薄状態は続きそうです。

ガイドブックなどをご覧になって、是非買いたいと仰って下さる方も多いそうですが、誠にもうしわけありません。

CD「桑の葉を揺らす雨」はまだ在庫がありますので、こちらもよろしくお願いします。

第4回はハイペースらしいです

2009年08月09日 1F/休憩室,資料室

古巻です。当番に入られているキヨミさんからまた写真と情報をいただいたので、ご紹介します。
8月9日は1日でお客さんが172人あったそうです。
この数字は芸術祭のメインの施設と比べると少ないですが、繭の家では昨年と比べると、これは会期終盤の駆け込み来場者で賑わった頃に近い数字です。
今年の大地の芸術祭は、どうやらこれまでにないハイペースでお客さんが来場しているみたいです。
いずれにせよ、山里の一軒家の作品展示にこれだけの方が来て下さるのは、有り難いことです。

写真は、以前にも繭の家に来て下さったというお客さんです。
マユビトも買って下さり、有り難うございます!
新作も見切れないほどの数がある中で、リピートしてお越し下さる方がおられるのは、大変嬉しいですね。

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コカです。
172人というのはすごいですね!

今年も養蚕が始まりました(その4)

2009年08月07日 カイコの飼育


古巻です。今日も蓬のキヨミさんから写真をいただきました。
集落センターでは、君男さんが「回転まぶし」に糸を吐き始めた蚕をつけて下さっているそうです。
「まぶし」というのは、蚕が繭を作る団地のような格子です。
(繭の家の作品のひとつは、このまぶしを模したものです)
糸を吐き始めた蚕は、繭をつくる場所を求めて上へ上へと登ります。
その結果、上に繭が集中し、やがてまぶしがその重みでぐるりと回転し、
こんどは空いた部分が上になり、またそこに新しい繭が作られ、
最終的には、まぶしの全体に万遍なく繭ができるというものです。


早い蚕のグループは、もう繭になりました。
蚕たちは、夢の中でしょうか・・・


桑畑の手入れ

2009年08月06日 桑の栽培


古巻です。蓬のキヨミさんから写真を送って頂きました。
天気がようやく良くなったので、キヨシさんご夫婦が桑畑の草刈りと畝の耕しをして下さったそうです。
地元の人のこうした支えは本当に有り難いです!

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コカです。
桑畑って耕さないといけないんですね。知りませんでした。

目まぐるしい天気

2009年08月03日 里山の植物

古巻です。夜間工房のツアーで現地を1日半、走り回りました。
もう8月だというのに梅雨が明けない中、天候も目まぐるしく変わりました。
10時に清津川フレッシュパークで集合した時は晴天だったのですが、繭の家に立ち寄った頃には、大雨になってしまいました。

でも、夕方には雨も上がり、すこし夕焼け空も見えました。
写真は、津南町のヒマワリ畑の夕暮れです。

マユビト、好評!

マユビトの売れ行きが好調なようです。
開幕初日の日曜日に繭の家で20個ほど売れたと書きましたが、平日でも同じくらい売れたりする日もあるようで、農舞台、キョロロ、キナーレでもよく売れているそうです。
お客さんの中には、「この顔でマグネットタイプはないのか?」と在庫確認をされる方も。
夜間工房のコカさん、BONさんのほか、集落のお母さん方、ロゴを考えてくれた琴音ちゃん、企画化に尽力下さった桑原さんに感謝です。

写真は、キョロロのグッズコーナーでのマユビト
レジカウンターすぐ近くの良い場所に置いてくれています。

今年も養蚕が始まりました(その3)

古巻です。夜間工房のツアーで開幕1週間後の蓬平を訪れました。
1週間たって、蚕たちはさらに大きくなっていました。
もう5齢幼虫です。さわるとぷくぷくしていて、冷たくて気持ちいいです。
全長は6cmくらいです。
写真は、ツアー参加者に養蚕の話をして下さっている君男さん。
もう、まぶしを吊す鉄管パイプも組んでありましす。(写真の左奥)
あと1週間もすれば、繭になるものも現れるでしょう。

蚕を飼っている集落センターには来場者用のトイレもあり、いけばなの家の来場者が飼育スペースの脇を通り過ぎていきます。
蚕に気づいた人は、ちょっとびっくりしていました。