これが「わたこ」です
2009年08月25日 1F/休憩室,資料室, 繭の加工, 繭人形/マユビト
この写真の物体が「わたこ」です。
「わたこ」
繭を伸ばした真綿からできている防寒具。
肩掛けのようにして用いる。
真綿は保湿性が大変優れている。
こんな風に身に着けてコタツに入るんですよ。
亀の甲羅みたいでしょ?
今日もマユビトたちは大勢の方々に購入していただきました。
この写真の物体が「わたこ」です。
「わたこ」
繭を伸ばした真綿からできている防寒具。
肩掛けのようにして用いる。
真綿は保湿性が大変優れている。
こんな風に身に着けてコタツに入るんですよ。
亀の甲羅みたいでしょ?
今日もマユビトたちは大勢の方々に購入していただきました。
古巻です。芸術祭開幕に合わせて蓬平を訪れました。
夏を迎えた蓬平では、あちらこちらで山百合が咲き誇っていました。
ブナ林の木もれ日に浮かび上がる百合の花は、量感もたっぷりでとても美しいです。
早朝の4時すぎに蚕を飼っている集落センターを訪れると、ビルッカラの山笠作品が、ぼうっと光っていました。
霧がある日は、特に幻想的です。
今年は、まごべいさんに生糸をひいてもらいました。
大箱の中に収めるためです。(詳細は、小堺悟さんのレポート)
この日は、揚げ枠から糸を外し、島田と呼ばれる形に組んでもらいました。
やはり、生糸は美しいですね。
作品修復の仕上げは、作品Bのジオラマの杉の木です。
一度持ち帰って、色を淡く塗り直したのですが、あまりよく分かりませんね。
ジオラマをこの角度から眺めると蓬平の地形がよく分かります。
谷間をはさんでV字型に広がる集落です。右奥が芝峠温泉雲海です。
(ちなみに作品Bは真上から見下ろす形になるので、このアングルでは鑑賞できません)
最後に開幕式の様子を。
今回もキナーレを会場に盛大に執り行われました。
写真は、福武プロデューサー、北川ディレクター、そしてアーティストの蔡國強さん。
福武プロデューサーは、来場者に「パスポート15万枚売りましょう!」「ふるさと納税で日本を変えましょう!」と訴えておられました。
会場では、秋山郷で作品展開されている本間純さん、
「たくさんの失われた窓のために」の作者で神戸出身の内海昭子さんとお会いし、少しだけですがお話しもできました。
さて、いよいよ第4回大地の野芸術祭が動き出しました。
今回、現地に行くと、すでに繭の乾燥作業は終わっていました。
前の区長さんがちょうどよい乾燥機をもっていたので、それを集会所に運び込み、乾燥作業をしていただきました。
いつもながら作業の重要なタイミングを外して現地に入っいる自分に反省。
集落のみなさんのご苦労には本当に頭が下がります。
これは、繭の毛羽取り機。
繭の周りの毛羽をとりのぞくものです。
集落の方がきれいに保存されていたものをお借りしました。
集落を歩いていると、こどもたちが集まってきて、それぞれが飼っている蚕が繭になったものを見せてくれました。
今回の主目的は、ジオラマの表面を覆う真綿をつくることです。
こへび隊のHさん、Fさん、Tさん、富山のLeeさん夫妻、それと地元のMべえさん、Dさんにお手伝いいただきました。
繭をお湯の中で広げ、木枠に広げます。
きれいに伸びた純白の真綿は、とても美しいです。
(その前の作業では、サナギが顔を出すので、かなり気持ち悪かったですが、みんないつの間にか慣れてきました)
光に透かした真綿。きれいです。
できあがった真綿。プラチナの輝きです。
最後に真綿を干しました。
部屋いっぱいに広げられた真綿の籏は、これまた別の現代アートの作品みたいでした。
最後に記念撮影をして、今回は解散。
みなさん、お疲れ様でした!