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マユナシ

・3年ごとの夏に蓬平に帰ってくるマユビト最強のジョーカー。

・食べ物を粗末にするのが大嫌い。冷蔵庫に消費期限が切れている食べ物がないか全国を行脚している。口癖は「腐ってモッ・タイ・ナイ」。

・食べ物に「好き、嫌い」「体にいい、悪い」の2つのものさしがあるように、全てのことを2つの座標軸で判断する。一元的な真善美には興味が無い。

ミミウチの夫でずっと行動をともにしている。

・昔、親友に彼女をとられた経験から、友人の彼女には絶対に手を出さない。それどころか、嫌われるような行動をとる。他人に対する猜疑心や不信が消えることは、もはやない。

・消極的なミミウチへの批判の矛先を自分にむけさせるために、偽悪的・露悪的な行動をとることが多い。自分の印象を悪くするためにわざと貧乏ゆすりをしたり、猫背にしたり、相手とうちとけない意思表示として足をくんだりする。

ミミウチのためだけに生きているといっても過言ではない。「若い頃は、自分の才能を誇示しようと思っていたが、今はミミウチのために、出来るかぎり目立たないように、他人に好かれすぎないようにしよう」と考えている。

・しかし幼児的な万能感・全能感をいまだに抱いている。実際かなり器用なのだが、これがうまい具合にミミウチのためだけに働いている。

ミミウチから感謝されることも勿論嬉しいのだが、ずっとマユナシのそばにいてくれることへの感謝の喜びのほうが大きい。「感謝することが嬉しいということを、生まれて初めて知った」とか、「愛は献身した相手に代償を求めることではなく、献身という作務によって献身した本人が救われるという心理である」とか話している。それまでは、潔癖症で完全主義者ゆえに、つらい毎日をすごしていた。

・座右の銘は「妄想するならハッピーエンド」。本来、マイナスな妄想癖を、プラスのエネルギーに変えることができる。「願いとはそういうものだ!」と思っているし、「だからこそ叶うのだ!」と思っている。

・帰省している時は、蚕の健康を祈り、蚕のぼりをあげている。

・アートと宗教に多くの共通点を見出し、作品をめぐることを「アート巡礼」と呼んでいる。作品を見ることも、径庭に咲いている花を見ることも、集落の人と触れ合うことも、アート巡礼の楽しさだと考えている。

マユナシジャノメガンリキ3兄弟の長兄。家督や墓守は次男に譲ったつもりでいる。

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