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最近、手芸に凝っている妻のアドバイスでビーズ細工につかう「つぶし玉」を用いて、もう一度はじめからやり直すことにしました。
先週、注文していた最小のタイプ(1mm)が届いたのでようやく作業を再開しました。
結び目をつけて繭をとめる方式に比べ、この方が位置の狂いが少なくなります。
ただし、あまり力を入れすぎるとテグスが切れるので要注意です。
今日は、O-noli氏を家にお招きし、ジオラマ制作の打ち合わせもしました。
いよいよ3月からO-noli氏の作業場で制作が始まることになりそうです。
懸案となっていた「道」の表現ですが、支持体である発泡スチロールに溝を掘ってそこに真綿をおしこむことにしました。
(写真の右下のような感じになります。)
今年初めて妻有に行きました。
前回行ったのは雪が降り始めた12月10日でしたが、その後、ご承知のようにこの地方を記録的な大雪が襲いました。
1月28日時点では、多少落ち着いたとはいえ、まだまだすごい雪の量でした。
街や人のサイズに対して、縮尺が間違っているのではないかと思えるくらいの分厚い雪が、あたり一帯を覆っていました。
写真は蓬平集落。
初日は、現場となる古民家を訪ねましたが、ご覧のような状態でした。
普段の進入路からは入れなかったので、隣のお宅の敷地を伝ってたどり着き、2階の窓から家の中に入りました。
屋根は自然落下型なので雪下ろしは基本的に不要ですが、滑り落ちた雪のせいで玄関の軒先が壊れていました。
2日目は、快晴でした。
いつもはぼくと、こへび隊のOさんの二人で行っている集落訪問ですが、今回は新たに映像のエキスパートのイノマキさんにチームに加わって頂きました。
3人で、蓬平集落の家々をまわりました。
この日は、集落の中で一番最近まで機を織っていたというM兵衛さんの奥さんを訪ねました。
「昔は、ほぼ100%の家が蚕を飼っていたよ」
「蚕は『ぼぼさま』と呼んで、こどものように大切にしていたよ」
「でも、においが苦手だった」
「蚕が桑の葉を食べる音が雨のように聞こえたよ」
コタツに入ってお茶うけの総菜(もちろん自家製)をいただきながら、ご夫婦からそんなお話を伺いました。
奥さんが花嫁の時に着ていたキモノも見せて頂きました。
もちろん、蓬平産の糸で織ったキモノです。
そのほか、生糸や紬もありました。
これは、大箱の展示ケースに組み入れたいなと思いました。
緑色のものは、「わたこ」です。
これは真綿を薄くのばして重ねたもので、肩にかけるとすごく暖かいのです。
M兵衛さんのお宅は、谷間を挟んでちょうど現場の古民家の反対側にありました。
玄関先から、現場が見えます。(一番上の家がそうです。)
日の光が差すと、本当に雪景色が美しく、思わず見とれてしまいましたが、雪国ではそんなのんきなことは言っていられないのが現実です。
また大雪が降らないかどうかが心配です。
地元の方によると、「赤い雪」が降ると、雪も終わりに近づくそうです。