メンクイ
・マユビトの長老でまとめ役。
・顔も背丈も長いが、話はもっと長い。話題にまつわる知識や記憶は、天気や登場人物の職歴やプチ雑学まで、すべて吐き出さないと気が済まない。「ワシが若い頃は・・・」のフレーズが出ると、みんなそそくさと退散する。
・都合が悪いことは聞こえないふりをする老獪ぶり。
・「音楽会で歌いたい曲はなんじゃとみんなに問うたところ、『唱歌』を歌いたい者が4人、『佐渡おけさ』が3人、1番じゃのうて『第九』番を歌いたい者が2人、歌じゃのうて『魔法のコトバ』を唱えたい者が1人じゃった。したがって『唱歌』とする。次に『唱歌』の中では、『大きな古時計』が2人、『北陸道鉄道唱歌』が1人、『春の小川』が1人じゃった。よって公正なる多数決の結果、みんなで歌う曲は『大きな古時計』に決定する!」というふうに、本当は『佐渡おけさ』が一番多いのに、自分が歌いたい『大きな古時計』に誘導する。
・マユビトみんなのことを考えているのだが、「正義や大義をふりかざすのは、自分の考えのないガキのすることじゃ」とも思っている。口ぐせは「義理も積もれば邪魔になる」。
・また「リーダーに必要なのはリーダーシップじゃのうて、調整力じゃ。中央が絶対的な力を持てば、対立する者を押しのけることになる。それじゃあ、共存はできん」とか、「理屈っぽい奴にろくな奴はいない」と考えている。
・原動力となっているのは「崇高な理念」ではなく、若い頃味わった「飢えへの恐怖」。モノがあればあるほど幸せになると信じている。豊かな時代になっても、「飢えへの恐怖」は払拭できない。
・「へぎ蕎麦をすすり過ぎて、顔が長くなったんじゃ」と言っているが、若い時から馬面で老け顔。背が高く老け顔だったからこそ、まとめ役になったといっても過言ではない。
・メンクイという名前だが、「女もそばも腰じゃ!腰が命じゃ」と思っている。
・トリモチは期待されて伸びるタイプだと思っている。
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・まつりごとはメンクイ、守護はカゲフミ、豊穣はイエモトが責任を担っている。
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